産学・地域マッチングサイト

企業や地域自治体・公共機関、大学等の産学官連携による「ニーズ・シーズのマッチングプラットフォーム KuRiPS」

養殖魚の健康状態を基準とした飼料原料の評価

  • 公開日: 2021-06-28
添付:PDFファイル

研究の背景および目的
これまで養殖用配合飼料に使用される原料の良し悪しは、主に魚の成長を基準として評価されてきました。しかし養殖魚の健やかな育成を達成するためには、魚自身の健康状態を指標とした原料の選択も重要な課題となります。本研究では様々な原料が養殖魚の健康状態に及ぼす影響を、個体〜体成分までの段階において調べることで、養殖魚の健全な育成に有効な飼料原料および栄養成分の特定を目指しています。健康な魚作りは生残率の向上や病気予防に直結し、養殖業の効率化に貢献できます。

おもな研究内容
養殖魚における飼料原料の影響評価
HPLC・TLC等による成分分析
飼育実験による
育成成績の調査
(個体レベルの影響評価)
試験飼料の設計・作製
器官・組織構造への影響
免疫細胞の働き
タンパク・遺伝子発現および体成分の変化
対象魚種(カンパチ、クルマエビ、マダイ等)

期待される効果・応用分野
養殖用配合飼料に用いられる原料には性能と経済性の両方が求められますが、これらは相反する場合もあります。本研究は魚の生理への影響を基準として、飼料原料の適性を魚種別に評価します。これにより市場に多数存在する飼料原料の中から魚種や成長段階に適した、有効な原料を選択するための情報を提供します。さらに新規原料の機能性の評価や、栄養成分間での相互作用の解明に有効な評価手法を開発します。動物福祉にも配慮した養殖業の発展を飼料面から支えられると考えています。

■共同研究・特許などアピールポイント
●本評価手法を用いた共同研究による製品評価および特許出願の実績があります。
●配合飼料が導入されていない養殖魚種における原料評価にも着手し、論文等で公表しています。
リン脂質及びそれを含む魚介類向け飼料(特願2019-187771)マグロ稚魚用配合飼料(特許5594603号)

コーディネーターから一言
魚の健康を指標に養殖飼料を評価する手法を開発。原料の適性を魚種別に評価できます。過分な給餌や投薬の手間を省き、養殖業の効率化に寄与します。飼料会社の他、化学、食品企業等異業種との共同研究実績も豊富です。

研究分野
魚類栄養学、栄養生理学、飼料学、養殖学
キーワード
養殖飼料、配合設計、成長、生理、健全性

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

(ご注意)

◯ コメントは公開されます。秘密情報の取り扱いには十分お気をつけください。
◯ 非公開で投稿者と連絡を取るには、右の[個別メッセージ]機能を利用して下さい。

個別メッセージ

ニーズ・シーズ投稿者と個別のメッセージ交換を行えます。

ログインすれば投稿者と個別メッセージ(非公開)のやりとりができます。

関連するニーズ・シーズ

  • 肥満における歯周病と歯の喪失との関連性の検討

    肥満における歯周病と歯の喪失との関連性の検討

    シーズ(得意な技術・サービス等) 2021-06-21

    研究の背景および目的 肥満は炎症性細胞を増加させ、歯周病を悪化させることが分かっています。歯周病が進行すると歯の揺れや脱落を生じ、咀嚼機能が低下します。柔らかい食事が中心の偏った食生活を余儀なくされ、さらに肥満へと繋がる可能性があります。本研究は歯周病と歯の脱落が招く肥満のリスクを分析しています。口腔機能の健康は全身の健康に大きく関連することが、近年の研究で証明されています。適切な歯科治療の提供による、肥満や生活習慣病予防の可能性について検討したいと考えています。 おもな研究内容 肥満と歯周病に...

  • 膵臓癌・自己免疫性膵炎の免疫学的病態の解析

    膵臓癌・自己免疫性膵炎の免疫学的病態の解析

    シーズ(得意な技術・サービス等) 2021-06-21

    研究の背景および目的 IgG4関連疾患(*1)である自己免疫性膵炎や免疫チェックポイント阻害薬(*2)による膵癌の治療など、膵疾患においては、免疫に関する知見が必要となる場面が多くなっています。当科は膵疾患への豊富な診療実績と超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)の高度なスキルを有しています。本研究では低侵襲なEUS-FNAによって得られる膵臓組織内免疫細胞を解析することで、難治性の膵癌や難病である自己免疫性膵炎に対する新規ターゲットとなりうる免疫学的分子を探索・解析しています。 おもな...

  • 水産資源を育む黒潮生態系の豊かさを評価する研究

    水産資源を育む黒潮生態系の豊かさを評価する研究

    シーズ(得意な技術・サービス等) 2021-06-21

    研究の背景および目的 黒潮は、貧栄養でプランクトンが少ないので海の砂漠と認識されてきたにもかかわらず、日本の水産資源を支える魚類を育みそれを漁獲する海域です(黒潮パラドックスと呼ばれています)。黒潮は本当に海の砂漠なのか?脆弱な仔魚がなぜ黒潮で成長できるのか?慣れ親しんだ海ながら、未だ大きな謎が残る黒潮生態系の豊かさの理由を解明するため、本学練習船を駆使した海洋観測・標本採取、多様な解析技術(顕微鏡解析・遺伝子解析・数値シミュレーション)に基づく研究を行っています。 主な研究内容 本研究における...

利用登録
する