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生活者の「生きる力」の育成と家庭科教育

  • 公開日: 2019-05-13
  • 変更日: 2020-09-25
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(研究の背景および目的)
家庭科教育学とは、家庭生活を中心とする人間の生活に関する学問です。近年、地域社会、家庭生活が多様化し、様々な課題が生じてきています。それらの課題に向けては、生活者の意識や関心を高め、自分たちが主体となり理解、解決していくことが必要です。本研究では、生活への意識を高めていくために、学校教育を中心に、特に家庭科教育の視点から人間の生活の資質向上をはかることを目的としています。
(主な内容)
1.学校教育における住居領域の教材開発コンピュータを使った住み方演習教材です。マウスのドラッグといったパソコンの基本操作だけで平面計画が行えます。専門的なソフトウェアでではなく、Microsoft社の「Word」で開発しているため、汎用性の高い教材です。現実に根ざした日本の住宅の住み方を、短い時間で総合的に学習することができます。2.地域性を生かした教材開発鹿児島県の地域性を生かした教材です。知覧の武家屋敷を題材としたペーパークラフト教材で、はさみとのりを使って、武家屋敷の模型が完成します。作成する中で、伝統的な住まいを学習することができます。3.防災教育生活者の防災意識を高める教材を開発しています。
(期待される効果・応用分野)
「地域」、「家庭生活」、「住」のように学習させる対象を教室内に持ち込めず、学習者にイメージさせるのが難しい領域において、学習効果の高い教材を開発します。地域、家庭、学校等と連携することにより、現場のニーズに合った教材を開発することができます。また、地域には様々な教育資源が埋もれています。それらを教育に生かすことにより、教育の充実だけでなく、地域の諸問題の解決、活性化をすすめることができます。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●小・中・高等学校をはじめとして、教育機関との共同研究を望んでいます。●生活に関する諸問題の解決に向け、地域との共同研究を望んでいます。
(コーディネータから一言)
「地域」「住まい」など対象を教室に持ち込めない領域の教材開発に実績。小・中・高校などとの共同研究による新たな教材開発や、生活に関する諸問題の解決に向けての地域との連携・共同研究を求めています。
(研究分野)
家庭科教育学 家政学 住居学
(キーワード)
教材開発 家庭科教育 生きる力 地域 学校 家庭 生活 住まい 防災 教材開発

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

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