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VRによる疑似体験ツールで在宅医療・多職種連携を学ぶ

  • 公開日: 2024-04-15
  • 変更日: 2024-04-16
VRによる疑似体験ツールで在宅医療・多職種連携を学ぶ
VRによる疑似体験ツールで在宅医療・多職種連携を学ぶ
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【研究の背景および目的】
医学教育の現場にDX技術を活用する事例はコロナ禍以降増えています。なかでもVirtual Reality（VR：仮想現実）は実際の体験が難しい現場を疑似体験できるツールです。本センターでは大人数での参加が難しい在宅医療や、医療・介護の連携が叫ばれながら医療人材の実習機会が少ない介護現場のVRを作成し、重要性や困難さを学ぶ教育ツールを開発しています。長崎大学・熊本大学・鹿児島大学3大学医学部の「次世代型教育で創る連携拠点構築プロジェクト」の一環としての研究です。

【おもな研究内容】
在宅医療VR
実際の訪問診療と同様に学べること
在宅でのケアの実際
在宅で求められる医療やケア
患者さんを取り巻く環境
VRだからこそ学べること
何度も見直して学べる
視聴後に学生同士で意見交換
より客観的に居室を見られる
介護福祉施設体験VR
先行調査において
それぞれの介護における意義の理解
利用者への細かな配慮を認識
自立を支援する意識の高さを実感

【期待される効果・応用分野】
VRは現場とは異なる視点で臨場感ある学習機会を提供できる教育ツールです。医療・介護の実践だけでなく生活空間の情報が豊富に得られる特徴を活かし、視聴後の意見交換で気づきを共有し、学びをより深める教育手法を開発しています。在宅医療では対面実習と並行して行い、両者の長所・短所を補完する学習に繋げます。介護連携では、多職種連携の肝である「職種間の相互理解」を促進できます。技術革新により視聴者の能動的な操作が可能になると、応用範囲がより広がると考えています。

【共同研究・特許などアピールポイント】
●三大学連携拠点構築プロジェクトでは、各大学の強みを活かしたVR等の教育コンテンツの開発と共有を行っています。また大学間の交流実習によって様々な地域医療の実態を学び、多様な場に適応して働ける医療人の育成を目指しています。

【コーディネーターから一言】
医療人育成のための在宅医療・介護施設のVR教育コンテンツを開発。IT系の研究者や企業等、VRの専門家の協力を求めています。医療機関や介護施設で広くご視聴いただくことも検討中。興味のある方はご連絡ください。

研究分野：医学教育、地域医療、総合診療
キーワード：在宅医療、介護福祉、多職種連携、VR

カテゴリ　：　シーズ（得意な技術・サービス等）
対象エリア：　国内 / 南九州 / 南西諸島域 / その他地域
有効期限　：　無期限

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