教師の成長を支える学校経営・研修手法の開発
- 公開日: 2019-05-13
- 変更日: 2020-09-25
- 投稿者:鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター 研究・産学地域連携ユニット
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(研究の背景および目的)
教師の成長において、日々の教育活動に奮闘している所属校での経験が、大きな要素となるであろうことは容易に想像できます。言い換えれば、教師の成長は、学校に根付いている文化や置かれている状況、経営や校内組織等のあり方に左右されると言えます。学校現場の現実において、教師の成長はどのような要素によって促進されているかを探究し、各学校の実態に応じた教師の成長を支える経営・研修手法を開発・提案することを目指しています。
(主な内容)
日本の学校の教師には、従来から、学校外の自主的研究サークルでの研鑽や、学校を基盤とした校内研究・授業研究等において力量を高める文化があります。また、組織特性として、協働の文化が息づいており、それが教師をさらに成長させる機能と、補う機能を果たしてきたことが確認されています。近年、学校評価、目標管理、PDCAマネジメントサイクルといった新たな手法が、学校のパワーアップと教師の力量向上を目的とした仕組みとして導入されています。それらを、学校の文化や組織の特性に適合するよう洗練し、学校の良さを損なうことなく教師の成長に有効につなげていくための方法を、学校現場の現実に基づいて探究・開発していきます。教師教育・学校経営論校内研究授業研究教師の成長学校評価PDCA目標管理授業評価学校の実態・実践
(期待される効果・応用分野)
各学校の状況や特性に応じた校内研究、授業研究、学校評価、教員評価の実施・継続方法の開発など、新たに導入された制度も含めた学校経営上の各種取り組みを、より学校の現実に適合した実施方法に洗練させることが期待できます。すなわち、学校現場における運用上の負担を軽減するとともに、現場に必要な効果を生む形で機能するように、教育の論理と整合した教育分野オリジナルの理論・方法論の構築が可能となります。また、同種の分野への応用も期待できます。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●実践と理論の互いの知見を交流し、学校経営や校内研究等の手法を協同で探究していく、学校・教育現場を基盤とした開発的な取り組みを目指しています●教師の成長に資することが第一義の目的です
(コーディネータから一言)
目標管理やPDCAなど学校経営に導入された新たな手法を、各校の教育現場に合わせた運用に昇華させる方法を協同で開発する取り組みです。学校現場の負担を軽減し、教師力を高めることを最大の目的としています。
(研究分野)
教師教育 学校経営
(キーワード)
教師教育 教師の成長 校内研究 学校評価 教員評価 目標管理 学校組織 スクールリーダー
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