鹿児島から全国へ、地域医療の継続性と重要性を発信する
- 公開日: 2019-05-13
- 変更日: 2023-01-19
- 投稿者:鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター 研究・産学地域連携ユニット
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(研究の背景および目的)
鹿児島県は全国一の離島面積・人口を有し、高齢化・人口減少の他、地理的・経済的に問題がある地域を多く抱えています。そこでは地域完結型の医療がより必要とされるなど、他の都道府県と異なる特徴を持った地域医療が展開されています。これらの地域は、地域医療の貴重な教育フィールドであるとともに、日本の社会情勢を先取りしています。地域医療に関する診療・教育・研究の最適な場である本講座から、国民全体へ最良の医療を提供し続ける施策など様々な情報発信を行っていきます。
(主な内容)
●地域医療を実習の場とした、地域医療教育に関する研究:医学生に対して、地域医療教育を行う上で必要となる重要事項を整理し、確立します。・地域医療実習を提供する医療機関のマネージメントに関する研究・地域医療を教育のフィールドとするに当たっての問題点の研究・医学科、保健学科、歯学部の医療系学部・学科合同での実習を通した教育効果に関する研究●離島へき地で就労する医師への教育コンテンツの開発:離島へき地医療に従事している医師に役立つe-leaingシステムを開発しました。今後、医療人教育支援プログラムで症例やセミナーを整備して、データベースとして活用します。さらにこれを、離島へき地における医師の生涯教育の支援システムに発展させる開発を行います。●地域推薦枠入学医学生の教育に関する研究:全国に多数存在する地域推薦枠入学医学生の教育と、その後のキャリアパスを構築するために、問題点の抽出と解決策を探求します。・全国の地域推薦枠入学医学生の実態調査・地域推薦枠入学医学生への地域医療教育のあり方に関する研究・地域推薦枠入学医学生の卒後教育とキャリアパス形成を支援し、その社会的役割の確立に関する研究●HTLV-1母児感染の予防に関する共同研究:厚生労働省によりHTLV-I母子感染予防対策の取組みが全国的に広げられたことに伴い、その科学的根拠を確立するため研究班が立ち上がり、共同研究を行っています。・鹿児島県独自のHTLV-I母子感染予防対策の効果に関する研究・HTLV-I母子感染予防対策の短期母乳選択者に対するサポート体制に関する研究・母子保健に関する多職種連携に関する研究
(期待される効果・応用分野)
・地域医療の問題点が明らかになり、その解決策が見出される基礎となる研究です。・離島へき地が、地域医療教育の場として活用されるための基盤を確立することができます。・鹿児島県の離島へき地が、地域医療に関する、重要な教育・研究の場として認識されます。・全国的に地域医療の診療・研究・教育への認識が高まり、地域医療の発展がもたらされます。・地域医療を目指す医師が増加し、地域での総合診療の意義が高まります。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●ondemandのe-leaingシステムを有する●鹿児島県・鹿児島県医師会との連絡が密である●全国地域医療教育協議会の構成メンバーである●地域医療教育に関する全国シンポジウムを毎年、主催している
(コーディネータから一言)
地域医療を専門的に教育・研究。公共団体やNPO、自治会などと連携し、地域興しにも関わる活動を志向しています。地域医療を守るには行政との協働が重要。政策提言も積極的に行います。地域の課題をご相談ください。
(研究分野)
地域医療 医学教育 臨床栄養 HTL-V1 外科侵襲 食道癌 乳癌
(キーワード)
地域医療 地域医療 医学教育 栄養 HTL-V1 侵襲 小児 食道癌 乳癌
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