産学・地域マッチングサイト

企業や地域自治体・公共機関、大学等の産学官連携による「ニーズ・シーズのマッチングプラットフォーム KuRiPS」

発声障害者のための発声支援装置に関する研究

  • 公開日: 2021-06-18
  • 投稿者:
  • お気に入り件数:0
  • 閲覧数:464
[ PDFファイル ]

キーワード:人工喉頭、発声支援装置、筋電位信号
研究・地域連携活動の背景・目的
喉頭癌や喉頭傷害、呼吸管理等により発声機能を失うことは不便であり精神的苦痛をも伴
います。私達は発声に障害を持つ患者のための発声支援装置の研究を行っています。これ
らは筋電位信号で制御され、必要な時に機能を発揮し、使用者のQOLを向上させます。
期待される効果などアピールポイント
発声器官に障害を持ち、発声が困難である障害者は国内で80万人強存在すると推定されて
います。この研究で実現しようとしている発声支援デバイスは、これらの多くの患者が音
声を取り戻す事ができ、使用者が日常生活や社会への復帰のハードルを下げることで、使
用者自身の生活の質(QOL)の向上が期待されるものです。
研究・地域連携活動の概要紹介
【筋電位制御型人工喉頭システム】
喉頭癌等により声帯を摘出したり、喉頭外傷で声帯が損傷
することで発声が不可能となります。そこで声帯機能を代替
するために電気式人工喉頭が用いられています。現在の電
気式人工喉頭は使用が簡単ですが、その音声は機械的かつ
単調で聞き取りにくく、また使用時に手で保持し、オンオフ
を行う必要があります。そこで頚部の筋電位信号を検出しオ
ンオフと音声の高さの制御を行うことで、ハンズフリー化と
聞き取りやすさの向上を目指して研究を進めています。
【筋電位制御型発声補助用小型ポンプ】
人工呼吸器による呼吸管理下では、声帯に空気が流れない
ため発声することができません。そこでこの空気の流れを作
り出すものとして、筋電位信号で発声の意志を検出した際に
動作し、声帯へ空気を流すことのできる小型ポンプを考案し
ました。これは小型圧電ポンプを複数使用しており、流路形
状の改良により、充分な流量と圧力を実現しています。
【筋電位制御型スピーキングバルブ】
気管カニューレや開口部レティナを使用することで声帯へ
流れる気流がなくなり、発声が不可能となります。スピー
キングバルブを併用することで再び発声が可能となります
が、現在のスピーキングバルブは任意に開閉できないとい
う機構上、息苦しさを感じることがあります。そこで、筋
電位信号で制御し、発声時にのみ閉動作するスピーキング
バルブの研究を行っています。

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

(ご注意)

◯ コメントは公開されます。秘密情報の取り扱いには十分お気をつけください。
◯ 非公開で投稿者と連絡を取るには、右の[個別メッセージ]機能を利用して下さい。

個別メッセージ

ニーズ・シーズ投稿者と個別のメッセージ交換を行えます。

ログインすれば投稿者と個別メッセージ(非公開)のやりとりができます。

関連するニーズ・シーズ

    • 投稿者:
    • お気に入り件数:0
    • 閲覧数:400
    自動車ボデーの機構及び各種機械の機構に関する研究開発

    自動車ボデーの機構及び各種機械の機構に関する研究開発

    シーズ(得意な技術・サービス等) 2021-06-18

    キーワード:自動車、機構、機械設計 研究・地域連携活動の背景・目的 自動車は移動手段としてなくてはならない道具でもあり、コミュニケーションの場、憧れ の存在であったりもする。多種多様な使われ方に対し、安全かつ快適な移動空間を提供し 続けている。そんな付加価値の高い機構を考え、社会への展開を通し貢献していきます。 期待される効果などアピールポイント 若者の自動車離れが指摘されるが、大人になったら買いたい物は男女とも「車」が首位 だった。『大人の象徴』としての憧れである。 ・カッコよく付加価値の高い...

    • 投稿者:
    • お気に入り件数:0
    • 閲覧数:419
    車載HMIと次世代自動車に関する研究

    車載HMIと次世代自動車に関する研究

    シーズ(得意な技術・サービス等) 2021-06-18

    キーワード:HMI、次世代自動車、道路運送車両法 研究・地域連携活動の背景・目的 近年、高齢者の交通事故が社会問題となっている中、自動車は電子化による自動運転技術 の進化と普及が拡大している。本研究では、車載HMI(Human Machine Interface)と次 世代自動車に関する研究を通して、交通事故の削減や利便性の向上に役立てる。 期待される効果などアピールポイント ・自動車用前照灯の照射特性の分析と改良による交通事故の削減 ・車載式故障診断装置の検査制度への活用による電子制御装置整備...

    • 投稿者:
    • お気に入り件数:0
    • 閲覧数:276
    高効率で安定供給可能な小水力発電システムの開発

    高効率で安定供給可能な小水力発電システムの開発

    シーズ(得意な技術・サービス等) 2021-06-18

    キーワード:再生可能エネルギー、小水力発電、災害 研究・地域連携活動の背景・目的 現代、エネルギー消費量が急速に増加していますが、主要エネルギー源である石油は近い 将来枯渇するといわれています。本研究室では再生可能エネルギーに注目し、災害発生時 の発電装置としても近年注目されている小水力発電システムの研究に取り組んでいます。 期待される効果などアピールポイント 2013年に首都圏・関西の約1000名に対して“震災時にまず確保すべきもの”として行なったア ンケートで、情報、あかりが上位になっており...

利用登録
する