錦江湾・奄美海域の洋上プラットフォーム『南星丸』
- 公開日: 2021-04-13
- 変更日: 2022-06-30
- 投稿者:鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター 研究・産学地域連携ユニット
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研究の背景および目的
鹿児島大学水産学部が有する2隻の練習船のうち、小型の南星丸(総トン数175t)は、錦江湾から奄美諸島周辺海域を主な活動範囲としています。各種漁具・観測機器・ウインチ類を装備し、生物・水・底質・海洋データの採取が可能です。食堂兼教室、男女トイレ、シャワー、居室を備え、利用定員は16名(乗組員除く)、1週間程度の船内生活も出来ます。学生の乗船実習と教員の研究調査が主な活動内容ですが、本学教員との共同研究等で学外者も利用可能です。
主な研究内容
●定点保持、その場回頭、水平移動などの特殊な操船機能を有しています
●CTDを使って電気伝導度(塩分)・水温・水深を計測することが出来ます
●漁具を用いて海洋生物等の採集が出来ます
●幅広い研究・教育のための洋上プラットフォーム
として利用されています
期待される効果・応用分野
公開講座や「親子で理系見学会」等で小中高生と親に体験学習の場を提供、三島村との共同研究では小中学生と先生が2日間乗船、海洋観測や生物採取等の地球科教育を実施しました。鹿児島市立水族館とは希少種サツマハオリムシ、イワハダカやイルカの共同調査を行っています。海深200m超の深海錦江湾の海底探査や多様な生物調査に対応できる機器を用いて、地質調査、海洋観測、生物採集、地震計回収、水中ロボット開発にも協力しています。離島の小規模港に接岸できることも強みです。
共同研究・特許などアピールポイント
●2002年のシップ・オブ・ザ・イヤー准賞を大学練習船として初めて受賞しました。
●米国留学生が竹島の小中学生と交流、ICT・小規模教育等を学ぶ共同研究も実施しました。
●教員免許更新講習に実習科目を提供しています。
コーディネーターから一言
操業・漁具試験を始め、海に関する多様な調査・研究・実習ができます。乗船実習と研究調査の合間に学外利用に対応します。本学教員との共同研究が一般的ですが、乗員付の傭船も可能。利用申込みは2カ月以上前までに。
研究分野
漁業学、水産海洋学、船舶運用学、資源生物学
キーワード
錦江湾、黒潮、奄美諸島、生物サンプリング、海洋観測
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