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鹿児島で栽培できる有望果樹の安定生産に向けての研究

  • 公開日: 2019-05-13
  • 変更日: 2020-09-26
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(研究の背景および目的)
九州の南端に位置する鹿児島県は、冷涼な気候を好む温帯落葉果樹にとっては栽培の南限であると同時に、温暖な気候を好む亜熱帯果樹では栽培の北限にもなっています。温暖化の最前線にいる鹿児島県で、どちらの果樹も栽培できるのはメリットですが、現在の果実生産は不安定です。温暖化に現在進行形で直面している鹿児島県で、果樹の安定生産につながる研究を行うことは、日本の他の地域でも将来発生すると考えられる温暖化による果樹栽培の問題解決につながると考えています。
(主な内容)
アーモンドは、他の落葉果樹に比べて冬の低温をあまり必要としないため、温暖な鹿児島でも栽培できると期待されています。落葉するはずの12月になってもまだ葉が残ってる!?秋の気温が暖かすぎるのかも?開花や落葉と温度の関係を調べています。
(期待される効果・応用分野)
アボカドは近年急速に人気が高まっている熱帯果樹の一つ。国産果実を安定生産できれば、付加価値の高い商品化が期待できます。冬になって葉の色が茶色に!鹿児島でも冬は寒すぎるのかな?樹の生育がどの程度の低温まで耐えるのかを調べています。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●地域連携ネットワークプロジェクト「湧水町におけるアーモンド栽培とその将来性」(H28~31)●革新的技術開発・緊急展開事業「アボカド、パッションフルーツなど亜熱帯果樹における国産化可能性の分析と栽培技術の開発」(H28~30)
(コーディネータから一言)
果樹栽培の専門家として、アーモンド・アボカドの安定生産に必要な栽培条件を研究中。高付加価値の地域ブランドとしての展開が目標です。果樹栽培に関する困りごとへの対応も可能です。ご連絡ください。
(研究分野)
果樹園芸学 熱帯果樹園芸学
(キーワード)
果樹栽培 栽培技術 植物生理 果実生産 熱帯農業

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

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