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小学校におけるスクールカウンセリングの支援モデル

  • 公開日: 2019-05-13
  • 変更日: 2020-09-25
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(研究の背景および目的)
小学校へのスクールカウンセラー(以下SC)配置の拡大に伴い,学童期におけるスクールカウンセリングのあり方が注目を集めています。小学校期のSC活動の特徴として,不登校と発達障害に関する相談が多いことが指摘されています。その一方で,個別に異なる背景や症状を持つ個々の児童への支援における,SCの役割や支援活動の実態は十分に明らかになっていません。以上の問題意識のもと,小学校における効果的なスクールカウンセリングの実践とSCのあるべき姿を探索します。
(主な内容)
ユーザーである小学校教職員対象のニーズに関する実態調査実際に小学校でSCと協働した経験のある教職員を対象として,SCへのニーズをインタビューやアンケートの手法を用いて探索的に検討していきます。SCの支援対象に関する詳細な実態把握SCのアセスメント方略に関する実態把握小学校で働いた経験のあるSCを対象として、本人へのインタビューやアンケートの手法を用いて、支援対象や評価方法の実態を探索的に検討していきます。「チーム学校」内におけるSCの役割に関するケーススタディ単一のSC実践について記述を行い,有効なチームアプローチにおける心理職の役割について検討します.① 中学校・高等学校におけるスクールカウンセリング実践の知見との比較検討② 諸外国における小学校スクールカウンセリング活動との比較検討
(期待される効果・応用分野)
小学校のSC実践について事例研究を中心に積み重ねられた従来の知見に、多様化する課題への対応を含む実態把握を加えて,より一般化した実践モデルをガイドラインとして提示することが目的です。SCの役割が整理されることで,利用者である児童,保護者,また協働する教職員がより効果的にSCを利用出来ると期待されます。また効果的な「チーム学校」(*)の運営に向けて,個々の学校の特徴に合わせたSC活動のカスタマイズを目指して,様々な支援の引き出しの明示化を目指しています。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●教育や福祉領域における子どもやその家族をめぐる課題に対して,心理学的な視点からの支援について研究を行っています。●心理教育の手法等を用いて,様々な研修会やワークショップの実施,協力を行っています。
(コーディネータから一言)
スクールカウンセラーの支援モデルを提示、有効な支援体制を創る研究です。関連テーマに関する研修会・セミナー等に協力できます。自然災害に備える予防教育への取り組みも検討中。お問合せ、ご相談をお待ちしています。
(研究分野)
臨床心理学 コミュニティ心理学 学校臨床心理学
(キーワード)
スクールカウンセラー 協働 スクールカウンセリング 発達障害 不登校 ネットワーク

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

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