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熱線ろう付け装置及び熱線ろう付け方法 (特許第4366697号)

  • 公開日: 2019-05-27
  • 変更日: 2021-01-21

狙ったところだけ加熱することで,セラミックス部材と金属を簡単な構造の装置により接合でき,従来にない高機能な部材を製作することが可能です。
この発明は,集光された赤外線またはレーザ光等の熱線をピンポイントで照射することで,短時間・短工程で安定したろう付けができる熱線ろう付け装置及び熱線ろう付け方法を提供します。
必要な部分だけを短時間で効率よく加熱できるため,従来の炉中ろう付けで問題となっていた,長時間加熱による酸化や変質などの材質劣化を防ぐことができます。
本発明は,金属,セラミックス,ダイヤモンド等の同種または異種材料を熱線によりろう付けするための熱線ろう付け装置及び熱線ろう付け方法に関するものです。
部材同士を接合する方法として,ろう付けは広く用いられています。
このうち,セラミックスと金属のろう付けには,ろう材(活性ろう材)の酸化を防ぐため,特殊な真空装置を用いた炉中ろう付け法が主に用いられています。しかし,従来の加熱方法では全体を長時間加熱するため,加熱及び冷却に数時間かかってしまう問題がありました(図1)。
熱線を用いて局所加熱することにより,加熱温度を制御しつつ,構造の単純な装置による短時間・短工程で安定したろう付けを行うことができます。
主な構造を図2に示します。このような簡単な構成のろう付け装置を用いて,ろう材の酸化を防ぐとともに,数秒~数十秒での短時間加熱を実現できます。また,ろう付け冶具装置への接合部材の固定作業,取り外し作業を容易に,かつ短時間で行えることから,ろう付け作業の生産性向上を図ることができ,多品種少量生産が可能なろう付け工程を実現できます。

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

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