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火山ガラスマイクロボールの開発

  • 公開日: 2019-05-27
  • 変更日: 2021-01-21

火山噴出物であるシラスをふるい選別し,熱処理して発泡させたシラスバルーンは,建材や化粧品など様々な工業製品に活用されています。今回,数μm以下に微粉砕したシラスを造粒し熱処理する事で,シラスバルーンよりも粒子が微小で且つ真球の火山ガラスマイクロボールの開発に成功しました。
シラスを数μm以下まで微粉砕した後に造粒して,気流中で溶融させる事で,粒子を球状化させます。そのため形状は真球に近くなり,また内部構造は中空ではなく中実となります。
[火山ガラスマイクロボールとシラスバルーンの表面比較]
新開発した製造方法により,従来のシラスバルーンに比べて粒子の形状はより真球に近くなり,粒子の表面も凹凸のないきれいな形状となっています。そのため粒子の流
動性が向上しています。
[火山ガラスマイクロボールとシラスバルーンの断面比較]
複雑な中空構造のシラスバルーンと異なり,中実又は空隙の少ない内部構造をしています。そのため,比重は重くなり,粒子の強度が向上しています。
○いちおし
従来のシラスバルーンに比べて,粒子がより微小で真球度の高いシラス素材を開発しました。
○キーワード
微小粒子,真球,中実体高強度,火山ガラス,自然素材

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 選択なし
有効期限 : 無期限

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